STEP1 情報収集

まずは、住みたい部屋をイメージして、エリアや払える家賃をふたりで話し合おう

ダンドリ 一言アドバイス
ふたりの収入を考慮して、希望家賃を決める 手取り月収の3分の1くらいが目安。家賃だけではなく、管理費や駐車場代など毎月かかるお金を含めて考えよう
引っ越し時期を決める 住み替えの場合は、退去予告のタイミングを契約書で確認しよう。退去の1カ月前という契約が多い
ネットや情報誌で、家賃相場を調べる SUUMOブライダルの物件情報を見て、相場感覚を養っておこう
勤務先や実家へのアクセスなどから、住みたいエリア・沿線を決める 1つの駅に限定せず、エリアに幅をもたせておくと、選択肢が増える

STEP2 条件整理

間取り、広さ、駅からの距離……など、ふたりのこだわりをひととおり挙げてから条件に優先順位をつけよう

ダンドリ 一言アドバイス
希望の間取りタイプを決める 例えば、2DKでも1LDKとして使える間取りもあるので、限定しすぎないようにしよう
広さはどれくらい必要か考える 置きたい家具などを考えて、何㎡以上の広さが必要かイメージ
最寄駅からの距離は何分以内がいいか決める 徒歩○分以内、バス便も可、など具体的に
築年数は何年以内がいいか考える 新築や築浅物件に限るのか、物件次第で判断するのか決めておこう
最寄駅からの距離は何分以内がいいか決める 徒歩○分以内、バス便も可、など具体的に
マンション、アパートなど物件の種類を決める マンションに限定するのか、アパートも選択肢に入れて広く探すのか考えよう
部屋の向きにこだわるか決める 日当たりは部屋の向きだけではなく、周囲の建物状況にも影響される
エアコンなど室内設備をリストアップする 絶対に必要な設備がある場合は条件に入れておこう
オートロックなど共用部分の設備を考える
物件が限定される特殊条件がないか確認する ペット可、楽器演奏可、駐車場付き、保証人代行システムが使えるなどの条件は、最初に不動産会社の担当者に伝えておこう
希望条件の優先順位をつける 譲れない条件、妥協してもいい条件などの優先順位をつけておこう

STEP3 不動産会社訪問

気になる物件があったら、その物件を扱う不動産会社に問い合わせをし、電話で訪問・見学する日時の予約をしよう

ダンドリ 一言アドバイス
ネットや情報誌で気になる物件を見つけたら、問い合わせをする 電話で問い合わせをする場合には、物件が掲載されていたサイトや情報誌名、物件の最寄り駅や家賃などを伝えよう
希望に近い物件を多く扱っている不動産会社を選ぶ 会社によって得意なエリアや間取りタイプなどが異なる。自分たちの希望に近い物件をより多く扱っている会社を選ぼう
条件に該当する物件資料を送ってもらう あらかじめ希望を電話やメールで伝えて、条件に該当する物件資料を送ってもらうと不動産会社を訪問してからのやりとりもスムーズ
訪問する日時の予約をする 午前中や平日が比較的すいている
不動産会社を訪問し、見学する物件を決める じっくり見学できる件数は、1日3~4件が目安

STEP4 現地見学(室内)

見学時には担当者にひと言断ってからデジカメで部屋の様子を撮影し、気になったことを間取図に書き込もう。後で物件の比較・検討がしやすくなる

ダンドリ 一言アドバイス
部屋の広さはイメージ通りか確認する 家具を置いたらどうなるかメジャーで測るとより安心
日当たりは十分か確認する 日当たりを重視するなら午前と午後の2回チェックしたり、不動産会社の担当者に確認を
騒音においは気にならないかチェックする 工場、幹線道路、学校などに近い物件は特に注意
外からの視線は気にならないかを見る 窓を開けたり、バルコニーに出たりして、周囲にどんな建物があるか、侵入の足場になるものが近くにないかチェック
玄関や窓の防犯性は十分かチェックする 玄関の鍵はディンプルキーやダブルロックなど防犯性の高いものだとより安心
収納の大きさと位置・数をチェックする ふたり分の荷物が入るかどうか、実際に開け閉めをして中をチェック
キッチンの位置や作業スペース、シンクの大きさをチェックする キッチンの使い勝手や家事動線、冷蔵庫置き場なども確認しよう
コンロの数と種類をチェックする コンロの種類にはガス、IHクッキングヒーター、電気式などがある
バス・トイレの位置を確認する 他の部屋にいるときに、音が気にならないかもポイント
浴槽の大きさを測る 実際に入ってみるとわかりやすい
洗濯機置き場の位置やサイズをチェックする 手持ちの洗濯機が入るか、防水パンの大きさをメジャーで測っておこう
TVモニター付きインターホン、追い焚き、浴室換気乾燥機など欲しい設備はついているかチェックする 実際に使えるかどうかも確認。使えない場合は入居までに直してもらうよう不動産会社に依頼しよう
コンセントの位置は、家具・家電の配置に合っているか確認する テレビや電話のジャックも同様に確認しよう
携帯の電波がちゃんと入るかチェックする 室内で何カ所か場所を変えて、電波をチェックしよう

STEP5 現地見学(共用部分)

共用部分がきちんと管理されているかどうかは住み心地を大きく左右するので念入りにチェックしよう

ダンドリ 一言アドバイス
オートロックや防犯カメラなど、どのような防犯設備が設置されているか確認する 侵入しやすい箇所や隠れやすい箇所がないかなど、不審者になったつもりでチェックしよう
郵便受けの位置やつくりを確認する 鍵はついているか、ついてない場合はつけられるか確認を。エントランスの外から入れたものを中から取り出せるような仕組みになっていると安心
共用廊下はきれいに清掃されているかチェックする きれいに整えられているかが他の入居者のマナーや管理の良し悪しの目安になる
エレベーターの有無や台数は十分かチェックする エレベーターの有無は管理費にも影響する。住む部屋の階数から必要かどうか考えよう
ゴミ置き場の位置や管理状況をチェックする 鍵のかかるゴミ置き場が敷地内にあると防犯性が高い。いつでもゴミ出しできると便利
駐車場自転車置き場の有無や空き状況を確認する 料金についても確認を。駐輪場は無料が一般的だが、台数が限られることもある

STEP6 現地見学(周辺環境)

気に入った物件の周辺環境は、必ず自分の足で歩いて確認しておこう

ダンドリ 一言アドバイス
最寄駅からの所要時間を測る 必ず自分の足で歩くこと。物件資料の徒歩分数は「80m=1分」で計算されたもので、坂道の有無や信号の待ち時間は考慮されていない
交通量道のりなどをチェックする 交通量や街の雰囲気は曜日や時間帯によって変わるので、できれば時間帯を変えて再度チェックしよう
スーパーやコンビニ、クリーニング店など必要な商業施設が物件周辺にあるか見ておく 帰宅経路にあるか、距離だけでなく、定休日や営業時間もチェックしておこう

STEP7 申し込み・契約

入居後に不満を残さないためにも、きちんと話し合ってふたりが満足できる物件に申し込もう

ダンドリ 一言アドバイス
住みたい物件が決まったら、不動産会社に申し込みをする 申込金が必要と言われた場合は、契約の有無にかかわらず返還されることを確認し、必ず「預かり証」を発行してもらおう
契約に必要な書類を準備する どんな書類が必要なのか、不動産会社の担当者に確認しよう。一般的には住民票や印鑑証明書などが必要
契約に必要な費用を準備する 初期費用は、一般に礼金、敷金、仲介手数料、前家賃、損害保険料などで家賃の6カ月分が目安
重要事項説明を受ける 入居後のトラブルを防ぐために、契約前に重要事項の説明を受けることが義務付けられている。疑問があれば、必ず質問し、解決した上で契約書に署名・捺印をしよう
契約書に署名・捺印する