はじめての購入464人の家・お金・満足度大調査 第2回・共働き夫婦編1 2010

公開日 2010年10月21日
はじめての購入464人の家・お金・満足度大調査 第2回・共働き夫婦編 2010

購入したのはどんな人?

夫・妻の一方が30代で世帯年収は600万円~800万円未満

回答者の年齢は30歳~34歳未満、35歳~39歳未満が多く、30代だけで全体の70.1%。世帯年収は600万円~800万円未満を中心に、400万円~600万円未満から800万円~1000万円未満までと幅広かった。一見、年収が高いように見えるが、ダブルインカムであることを考えると、格別年収が高い人たちが住宅を購入しているのではなく、あくまでも平均的な収入の人たちのよう。

どんな住宅を購入したの?

シングルより一戸建て派が多。新築へのこだわりも高い

住宅形態ではマンション購入者も多かったが、一戸建て購入者の割合も高め。間取りは79.3%の人が3K~3LDKから4K~4LDKいずれにしても、将来、家族が増えることも見据えての結論のよう。また、新築物件の割合が7割と高いのも共働き夫婦の特徴。「結婚」をきっかけに住宅購入をする人が多いため、「新しい門出には新しい住居を」と考えているのかも。

Q:どんな住宅形態を買ったの?
どんな住宅形態を買ったの?

世帯年収が下がるほど、一戸建て購入の割合が増加

世帯年収別に見ると、世帯年収が高くなればなるほど、新築マンションを購入する傾向に。特に世帯年収1000万円以上の人では50%以上の人が新築マンションを購入。一方、世帯年収が400万円~1000万円未満の人では、年収が下がれば下がるほど、建売住宅の人が増加していた。返済を考えた場合、年収が限られている人ほど、最初の住宅にできる限り長く住んでおきたいと思っているようだ。

世帯年収でみると…
世帯年収でみると・・・

居住者がふたりであれば60m2~80m2が妥当

夫婦=ふたりであるため、ある程度の広さが必要なのは当然で、最も多かったのが60m2~80m2未満。60m2未満の人が11.2%しかいないことを考えれば、多くの人が「ふたりで住むには60m2は必要」と考えているよう。また、80m2~100m2未満の割合も比較的高いのは、すでに出産予定がある人も含め、将来子どもを持つことを前提に住宅購入をしている人も多いからだ。

Q:物件面積はどのくらい?
物件面積はどのくらい?

共働きだからこそ共同名義の割合が高い

名義とは、所有者=資金出資者のこと。そのため、共働き夫婦の場合はお互いに収入があり、夫婦で資金を出し合うことができるため26.3%の人が夫婦共同名義に。逆にいえば、共働きであるにも関わらず68.1%が夫名義。これは「夫婦の所得格差が大きい」、あるいは「住宅・光熱費関係は夫、日々の生活費は妻」など、支払いの役割分担がなされているからなのかも。

Q:住宅の名義人は?
住宅の名義人は?

長く住むために購入した人が圧倒的多数

共働き夫婦の特徴は、長く住むことを前提に住宅購入をした人が多いこと。ただし、将来的に子どもができることを見据えて購入した人だけでなく、「とりあえず、ふたりのために購入。子どもができた時にはその時に別途考える」という人も。そのため、数年後に住み替えを検討している人の割合も21.1%と少なくない。ちなみに、投資と答えた人は比較的世帯年収が高いマンション購入者に多かった。

Q:購入した住宅は今後どうする?
購入した住宅は今後どうする?

住宅購入のお金について教えて!

平均3000万円~4000万円未満。年収が上がるほど選択肢が増加

購入価格で最も多かったのは3000万円~4000万円未満。世帯年収別では、当然、年収が高いほど物件価格が高くなる傾向に。とはいえ、世帯年収600万円以上になると価格帯にバラツキがあり、例えば、世帯年収600万円以上の人の中には、2000万円未満の物件を選ぶ人から7000万円以上の物件を選ぶ人までいた。購入可能な物件は年収で限られてしまうが、購入物件は必ずしも年収だけによらないことが分かる。

Q:購入価格はいくら?
購入価格はいくら?
世帯年収でみると…
世帯年収でみると・・・

頭金500万円以上の人多数。親からの援助率も高い!

頭金に500万円以上を用意した人が約半数。さらに細かく見ると、1000万円以上用意した人が25.8%いた。夫婦であるため、ふたりで資金を用意できること、「結婚」に当たって計画的に結婚資金・住宅資金を貯金している人が多いのがその理由だ。また、頭金の調達方法では親からの援助と回答した人が46.0%。互いの親からの進言によって住宅を購入するケースも多いため、強力な資金支援者を得られやすいよう。

Q:頭金はどのくらい?
頭金はどのくらい?

共働きでも返済は手堅く。住宅名義人がコツコツ払い

共働きでダブルインカムであるため、月々の返済額が高いかといえばそうでもなし。5万円~10万円未満の割合が59.9%と高かった。次にローン返済者を見てみると、当然のことながら名義人の結果とほぼ一致。やはり支払いは担当制のよう。また、返済全体に関してのコメントを見てみると、現在の不景気・将来の経済への不安を反映、あるいは、子ども誕生後の資金なども考え、手堅く返済をしているといった様子もうかがえる。

Q:月々のローン返済はいくら?
月々のローン返済はいくら?
Q:ローン返済は誰が担当?
ローン返済は誰が担当?
みんなのコメント
  • 頭金や家具の購入などで手元のお金が少なくなると、購入後の生活にかけられるお金が少なくなって生活が大変になるかもしれない。ローンの金利がどのように変動するか読めないので、変動金利でも無理が生じないか不安。(男性・32歳)
  • 41歳で購入したので住宅ローンの返済と老後資金の貯蓄が両立できるかということ。(女性・41歳)
  • ローンの仕組み、手数料、金利などがよく分からなくて不安だった。(女性・35歳)
  • 実際のローン返済額は当時無理な金額ではなかったが、この先も無理ではない金額として返済を続けられるかどうかが不安だった。(男性・49歳)
  • 今まで家賃を払っていたものよりもローンのほうが安かったので、購入に踏み切ったが、ローンが80歳近くまであるので、老後の生活が少し不安。(女性・48歳)

購入のきっかけは? 不安は?

「結婚」が大きなきっかけ。周りからの影響も受けやすい

「家賃がもったいない」が断トツ1位。ただ、共働き夫婦の場合、”「結婚」を機に“という理由が多く、40.9%。2位の「いつか自分の家を」も実はリンクしていて、「いつか」を考えるきっかけが「結婚」になりやすいからのようだ。また、コメントで目立ったのは「周囲が家を買ったのを見て」「子どもができる前に」「会社の住宅補助が切れる」「親からの進言」など。共働き夫婦の場合、ふたりの意志以外にも多くの要因がありそう。

Q:きっかけはどうだった?
きっかけはどうだった?
みんなのコメント
  • 結婚と同時に新居を探す必要があったから。(女性・36歳)
  • 賃貸の更新時期が迫っていて、以前一度マンション購入を断念したことがあったが、夫が現在の会社で勤続3年を迎えたことでローンを組みやすくなったと判断したので。(女性・33歳)
  • 家賃がもったいなくて、今の金利なら同じくらいで持ち家が持てそうだったから。(男性・44歳)
  • 結婚を機に夫が住んでいた1DKの賃貸で同居をはじめた。狭いしゆくゆくは家を購入するつもりであったが、賃貸よりローンのほうが安いし、頭金を貯めるよりもローンを組んだほうが効率的だという話になって、すぐに探し始めた。(女性・33歳)
  • 住宅を購入した先輩にホームパーティに招待され、自宅から花火大会を見たり、家での楽しみを満喫したりしている様子を見てうらやましく思ったので。(女性・27歳)
Q:購入前の不安はあった?
購入前の不安はあった?

長く住みたいからこそ、不安要素は多くなりがち

注目したいのは「手放すことになったときの対処」について心配している人の割合が多いこと。「長く住みたい」と思っているため、「もし、ローン返済ができなかった場合は…」と必要以上に心配してしまうよう。またコメントでは、「欠陥住宅ではないか」「子どもが生まれた後の返済は」といったことや、自分の力ではなんともできない「天災で住宅を損失したら?」なども目立った。そのため、未だに不安を持ち続けている人の割合も少し高めに。

Q:その不安は今ではどうなった?
その不安は今ではどうなった?
みんなのコメント
  • マンションは賃貸だったので町内会がなかったが、一戸建てに住むことによって、町内会に加入しなければならないと思った。(女性・38歳)
  • 資産価値が落ちない場所であるかどうか。賃貸にまわした場合の利回り、買い替えの時に売却する価格が下がりにくいか、そもそもその価格が場所と照らし合わせて本当に妥当なのか。もう少し待てば、もっと分譲価格の相場が安くなるのでは。(女性・33歳)
  • 新しい土地なので、ご近所付き合いや生活習慣の違いなどで軋轢が生じるかもしれない。(女性・34歳)
  • ひどい欠陥住宅だったり、住んだ後にものすごくネガティブな事項(ご近所が変な人とか)に気づいたりしたらどうしようと考えていました。(女性・40歳)
  • この不景気の中で仕事がなくなったり、夫のお給料が減ったりしたら、返済に影響がでるかもしれないと思った。(女性・40歳)

購入にあたって重視したこと、あきらめたことは?

価格や利便性のほかに住居形態なども重視

納得のいく住宅探しのためには物件見学数も重要。過半数以上の人は2件~5件を見学していた。その結果、共働き夫婦が何を重視したかを表すのが下のグラフ。最も気になりやすい価格はもちろん、ほかにも通勤・交通アクセス/最寄駅からの時間などの利便性や、環境や設備を重視している。また、マンションもしくは一戸建て、新築もしくは中古を重視した人が約4割。先にも触れたように、結婚を理由に購入をする人が多いため、住居形態や新しさにはこだわりが強いよう。

Q:重視したのはどんなこと?
重視したのはどんなこと?

通勤時間や専有面積、間取りなどはあきらめがち

特になしが18.5%。全体的に、こだわりを貫いた住宅購入ができたよう。とはいえ、広い庭があること/敷地面積が広いことなどや、「重視したこと」でも上位にランクインした”通勤時間”に関わる項目を選んだ人も多数。実際に通勤時間では、購入前後で時間が変化した人はほぼナシ。いずれも、設備・仕様/間取り・部屋数/価格などの自分の力では変えられないことではなく、我慢すれば何とかなりそうな項目が「あきらめ」リストの上位に入ってくるようだ。

Q:あきらめたのはどんなこと?
あきらめたのはどんなこと?
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