はじめての購入414人の家・お金・満足度大調査 第3回・子どもが小さめファミリー編1 2010

公開日 2010年11月17日
はじめての購入414人の家・お金・満足度大調査 第3回・子どもが小さめファミリー編 2010

購入したのはどんな人?

共働きは約2割。30代で世帯年収400万円~600万円

回答者の68.8%が女性というなか、購入時の職業は専業主婦・主夫が56.3%。配偶者の職業でも22.2%が専業主婦・主夫だった。つまり、約8割の家庭では有職者が一人。残り約2割は共働きだったといえる。また、家庭内の有職者の職種は50%以上が会社員、ほかにも公務員や自営業・自由業者なども。年齢は30歳~34歳を中心に75.2%が30代。世帯年収は400万円~600万円未満が最も多く、42.8%。次いで600万円~800万円未満が24.2%だった。

どんな住宅を購入したの?

一戸建て、なかでも建売住宅が一番人気

一戸建て購入者は63.1%。一方、マンション購入者は36.9%。小さな子どもがいる家庭だからか、騒音を気にしないですむ一戸建てが好まれるよう。また、79.0%と新築率が高め。全体的には、新築が好まれる傾向のなか、比較的価格を抑えやすい建売住宅が一番人気。次いで子どもの増加や成長に伴い、引越しをしやすいマンションや、既に家族計画が終わり、長年住むためにこだわり抜いた注文住宅なども選ばれているようだ。

Q:どんな住宅形態を買ったの?
どんな住宅形態を買ったの?

年収低めは中古一戸建て。高めは新築マンション率がUP

世帯年収400万円~1000万円未満の人が選ぶ住宅形態は、比較的似ており、35%前後が建売を購入。次いで新築マンション、注文住宅であった。また、世帯年収400万円未満でも似た傾向があるが、大きな違いは、建売の次に、新築マンションと同率19.7%で”中古一戸建て”が選ばれていること。この割合はほかの年収層と比べても群を抜いていた。一方、世帯年収1000万円以上では新築マンションが人気。収入に余裕があるため、住み替えを考えているからか。

世帯年収でみると…
世帯年収でみると・・・

80m2~100m2。ただし、住宅形態や予算、今後の住み替え意向で差

一戸建て購入者が多いため、必然的に物件面積も広くなるはず。そこで結果を見てみると、80m2~100m2が最も多く、100m2以上は31.3%。実際に比較的広めの住宅が選ばれていることが分かる。一方、80m2未満は35.4%。もちろん、マンションでも面積が広い物件を購入している人もいるが、マンションを購入した人が36.9%いたことを考えると、やはり一戸建てやマンションといった住居形態と物件面積はある程度リンクしているといえるのかも。ただし、住宅形態に関わらず、また、予算の都合や今後の家族・引越し計画などによって、選ばれる広さが変わってくることも事実だ。

Q:物件面積はどのくらい?
物件面積はどのくらい?

住宅購入のお金について教えて!

2000万円~4000万円が人気。一概に年収では決まらない

大きく見れば67.6%の人が2000万円~4000万円未満の住宅を購入。世帯年収別では収入があがれば物件価格も高めの傾向はあるものの、2000万円未満の物件では、世帯年収600万円~800万円未満で一旦、割合が下がった後、世帯年収800万円以上で再度増加。また、年収400万円~600万円未満では5000万円~7000万円未満の物件割合がほかの年収層よりも高いことが注目される。購入価格は年収よりも、”計画性の有無”や”親からの資金援助”などが大きくものをいいそう。

Q:購入価格はいくら?
購入価格はいくら?
世帯年収でみると…
世帯年収でみると・・・

頭金500万円以上の人多数。親からの援助率も高い!

このグラフを500万円で区切ってしまえば、500万円未満が54.3%で過半数以上ということもできるが、別の見方をすれば、200万円未満が30.4%、200万円~500万円未満が23.9%、500万円~1000万円未満が21.3%、1000万円以上が24.4%。頭金額は比較的幅広いといえるのかも。また、頭金の出所を聞いてみたところ、複数回答にて86.5%の人が貯金、43.0%が親からの援助を選択。小さい子どもを育てている比較的若い夫婦の場合、親からの援助を受けやすいよう。

Q:頭金はどのくらい?
頭金はどのくらい?

住宅維持費、養育費などを考え、5万円~10万円が相場

月々のローン返済額は5万円~10万円未満が64.2%と比較的低めに抑えた人が最も多かった。というのも、約8割が夫または妻のみの収入で生活しているため、そもそもの収入額に限度があること。また、住宅にはローン返済以外にも固定資産税などがかかること。さらには小さな子どもがいるため、現在そして将来の教育費などの養育費が必要なことなどさまざまな理由から、生活を圧迫しないよう現実的な額に設定する傾向があるようだ。

Q:月々のローン返済はいくら?
月々のローン返済はいくら?
みんなのコメント
  • 貯金を頭金にほとんど使ってしまったので、日々の生活や子どもが大きな病気になったときに困るかもしれないという不安があった。(女性・35歳)
  • 金利変動によってローンの返済額も変わるので、金利が上昇して生活費が削られないか不安でした。(女性・34歳)
  • 月々のローン返済額は前に住んでいた賃貸の家賃とあまり変わらなかったのですが、持ち家だとメンテナンスや固定資産税など、賃貸のときには必要なかったものがかかってくるので少し心配。(女性・30歳)
  • 金利が上がったとき、ローンを支払えるか不安になりそう。家賃補助がなくなるので生活が厳しくなるのが怖かった。(女性・29歳)
  • 頭金や家具の購入に自分の貯金を使ったので、購入後の貯金が減ってしまった。専業主婦で収入がないので大丈夫かと思った。(女性・38歳)

購入のきっかけは? 不安は?

元来の購入願望に子どもの存在という要因が強く影響

「家賃がもったいない」「いつか自分の家を」などは家族の有無に限った話ではないが、注目すべきは「子どもや家族のために」「子どものために環境のいい場所に」が上位にランクインしたこと。いずれも”家族のために”という責任感や強い想いが動機につながっている。また、「子どもの成長」「子どもが小学校に入る前に」「子どもの誕生を機に」の割合も高く、全体的に、住宅購入には子どもの存在が大きなきっかけになっている。

Q:きっかけはどうだった?
きっかけはどうだった?
みんなのコメント
  • 子どもが小学校に入る前に家を購入したいと思っていて、お正月に各ハウスメーカーで福袋が貰えるというイベントがあったので、行ってみたら、すごく売り込んでくれたから。(女性・39歳)
  • 子どもが生まれることが分かり、今まで住んでいた家では小さいと感じるようになったから。(女性・34歳)
  • 最初に夫婦で住んでいた所は、場所は都心でよかったが、2Kで家賃が11万円。子どもが生まれてどんどん成長していくうちに狭くなり、部屋も使いにくくなって、生活しづらくなったため。どうせなら購入しようと思った。(女性・30歳)
  • もともと家に興味をもっており、毎月の賃貸料金や更新のお金を払うのがもったいないと強く感じていたから。さらに、子どもが生まれたことで手狭になり、広い家でのびのび育てたいと思ったから。(女性・32歳)
  • 子どものために、持ち家で周りの環境の整った場所に住みたいと思ったから。今の住宅は自分の両親がすぐ近くに居るし、何かあってもお互いが助け合える環境になった。決して都会ではないけれど、自分で畑を耕したり、子どもも自然の中でいろんな経験ができるのでとても楽しい。(女性・37歳)
Q:購入前の不安はあった?
購入前の不安はあった?

お金に加え、子どもへの影響を心配する人が多い

住宅購入にはお金の不安がつきものだが、子ども小さめファミリーの特徴は、住宅購入による”引越しが子どもに与える影響“。加えて、近所づきあいや生活環境の変化、住み慣れた街からの引越しなどは、自分ももちろん、子どもにも大きく関わる。ほかにも子どもの生活の変化や反応を選んだ人も多く、子どもに関する心配は尽きないよう。ただし、62.7%の人は購入後に不安が解消。案ずるより産むが易し、だ。

Q:その不安は今ではどうなった?
その不安は今ではどうなった?
みんなのコメント
  • 夫の母親が、住宅購入に関して私の実家近くに家を建てることを反対していた。結局は折れて住宅を建てたが、あまりよくは思っていない様子。今後、介護が必要になったときなど、どうしたらよいか不安になる。(女性・37歳)
  • 賃貸マンションと違って、隣や上下の部屋への気遣いがなくなった。子どもも走り回れるし、自分自身もストレスがなくなった。(女性・35歳)
  • 初めは好きにしていいと言っていた姑が、そのうち反対するのではないか、ついてくるのではないかということ。(女性・34歳)
  • マンションのため、特に下の階への騒音。契約から入居まで1年半ありましたが、その間に夫が転勤になったらどうしようか…と不安でした。また、購入前は敷地内に安全な公園があり、子どもも毎日のように遊んでいたのですが、屋外での遊び場がないことも不安でした。(女性・38歳)
  • 一戸建てのほうが集合住宅に比べて、光熱水費など、何かと経費がかかるので生活が大変になるかもしれない。(男性・40歳)

購入にあたって重視したこと、あきらめたことは?

現在の子育て環境から成長後の教育環境まで重視

価格はもちろんだが、小さめ子育てファミリーならでは、間取り・部屋数、生活・教育・周辺環境を重視した人の割合が高めだった。また、家族で長く住む家として一戸建てを購入した人が多かったため、住宅形態を重視した人も多い。さらに「子どものために検討したこと」を聞いてみたところ、通園・通学、さらには関東・関西圏での調査だったためか、安全で育てやすい環境を重視していたことが分かった。

Q:重視したのはどんなこと?
重視したのはどんなこと?
Q:子どものために検討したのはどんなこと?
子どものために検討したのはどんなこと?

子ども中心。自分が我慢できることは優先度は低し

全体的に票数の割合が低く、「特になし」を選んだ人が18.5%であった。あえていえば、広い庭や敷地面積といった”願望”に近い内容や、最寄駅からの時間、通勤・交通アクセスといった”我慢すればよいこと”を選んだ人の割合が高かった。一方、割合が10%以下だったためグラフに表示しなかった項目には、周辺環境や内装・インテリア、防音、安全性・セキュリティなどが。これらを「あきらめた」とした割合が少なかったのは、やはり、子どもを中心で判断していることが窺える。

Q:あきらめたのはどんなこと?
あきらめたのはどんなこと?
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