購入してよかったことの第1位は「子どもが喜んでいる」ということ。その他にも「家族と過ごす時間が増えた」「家族の笑顔」など、子ども・家族を中心にした項目の割合が高めだった。また、「財産ができた」「自分の家ができたことで自信」なども上位に入ったが、やはり守るべきパートナー、これから育っていく子どもがいることで親としての責任を果たしていることの充実感が得られるのだろう。また、家を購入したことで、「ご近所付き合い」「友達がたくさん来るように」といった付き合いの幅の広がりも。一方、悪かったこととしては圧倒的に金銭的なこと。大きな買い物だけに、このあたりは、多少は我慢しなくてはならないようだ。
小学生の子育てファミリーならではの住宅購入にあたってのきっかけや不安、また、住宅購入の結果、どうだったのかなど、みんなに話を聞いてみました
【みんなの体験記】
1.住宅形態 2.間取り 3.専有/延床面積 4.築年数 5.購入価格 6.頭金 7.ローン借入総額 8.月々のローン返済額
女性・43歳・世帯年収400万円~600万円未満
1.新築マンション 2.3K~3LDK 3.60m2~80m2未満 4.新築 5.4000万円~6000万円未満 6.2500万円~3000万円未満 7.1000万円~2000万円未満 8.5万円~10万円未満
夫の親から「資金援助をするのでマンションでも買ったらどうだ」と打診されたことをきっかけにマンションを購入。ただ、高校生の息子の通学時間が長くなるので無理がないかどうか、部屋が広くなるので大嫌いな掃除や整理整頓ができるかなどが心配の種だったんです。息子の通学時間については、私も息子も早起きをしなければならなくなり大変なのですが、掃除については広くなったことで逆に物が片付き、掃除が苦にならず、いつもきれいな部屋をキープできるようになりました! あと、セキュリティがちゃんとしているのもよかった点です。郵便物や宅配ボックスなど、わざわざ1階に取りに行くのは面倒ですが、訪問販売などの人が、直接、玄関先まで来られないので、気がラクです。
女性・31歳・世帯年収800万円~1000万円未満
1.新築マンション 2.3K~3LDK 3.60m2~80m2 4.新築 5.4000万円~6000万円未満 6.1500万円~2000万円未満 7.2000万円~3000万円未満 8.10万円~15万円未満
これまで何件かの賃貸物件に住んできましたが、しっかりした造りに見えても、実際には壁が薄くて音が丸聞こえ。そのため、友だちも多く招けないし、子どもにも静かにするように言わなければならず、ツラい思いをしていました。ところが、分譲なら建物の構造がしっかりしていて、そこまでの心配はないと聞いて、購入を決定。以前の家は子どもが産まれる前から住んでいたので、自分も子どもも新たなネットワークをつくる必要性がありましたが、私はもともと人を家に招くことが好き。自分の友人だけでなく、子どもの友人も遊びにくるようになり、そんな心配はいりませんでした。それに、上下隣の音が賃貸に比べて格段に聞こえないので、落ち着いた生活ができるのもいいですね。
男性・41歳・世帯年収400万円~600万円未満
1.建売住宅 2.4K~4LDK 3.80m2~100m2 4.築10年以内 5.3000万円~4000万円未満 6.2500万円~3000万円未満 7.1000万円~2000万円未満 8.5万円~10万円未満
同僚たちがマイホームを持つようになっていたのですが、自分も購入資金の目処が付いたので購入を検討。そんな時、以前住んでいたアパートの近所に新築物件が売り出され、見学したところ、間取りの広さと価格のバランスがよいと思い、ほぼ即決。会社都合による遠地転勤で単身赴任になった場合、せっかく買ったマイホームに自分が住めなくなるのではないかという不安もありましたが、今は、間取りが広くなって家具の配置に余裕ができ、開放感が生まれた部屋に満足しています。南向きなので冬場は特に暖かく、暖房費が節約できるのもいいですね。それに、購入物件に駐車場が付いていたので、駐車場料を気にすることなく、初めてマイカーを購入することができました。
女性・45歳・世帯年収400万円~600万円未満
1.中古マンション 2.3K~3LDK 3.60m2~100m2 4.築10年以内 5.1000万円~2000万円未満 6.1500万円~2000万円未満 7.500万円~1000万円未満 8.5万円~10万円未満
うちの子は中高一貫校の私立学校に通学。自宅から学校までが遠かったため、「通学が大変!」と子どもたちが言うのを聞いて、軽い気持ちでネット検索をしたのが住宅購入のきっかけ。以前は買い物や日々の雑事に便利な場所に住んでいたため、同じような環境の場所が見つかるのかどうか不安でしたが、我が家では何よりも子どもの通学時間を最優先にして学校から徒歩圏内の住宅に決定! 天気が極端に悪い日は車での送り迎えもできるし、帰りが遅いときにも学校付近まで迎えに行けるようになったので、以前より子どもとの対話が増えました。また、上の娘が受験生のときに引越したので、予備校までの時間が大幅に短縮でき、体力的にも精神的にもラクに。結果、第一志望の大学に合格できました!