4月は新居で迎えたい!完成済み物件のススメ

公開日 2012年02月15日
4月は新居で迎えたい!完成済み物件のススメ

アナタは次のどれかに当てはまる?

4月に子どもが入園・入学を迎える

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「子どもが大きくなって家が手狭になった」「教育環境を整えたい」そんな人は要注目。特に、子どもの入園・入学を控えている人は、年度内の入居が理想的だ。途中で転校させずに済むので、子どもの負担が軽い。

この春、結婚! 2人で新生活スタート

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「初めは賃貸で」と探してみるものの、広めの賃貸は家賃が高かったり、買ったほうがトクなケースも少なくない。いずれ買うつもりなら、早めに買ったほうが、家具もそろえやすくて、後々ムダがないかも。

春までに社宅や寮を出なければならない

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入社から数年経ち、そろそろ社宅や寮を出なければならない人もいるだろう。とはいえ、新たに賃貸を借りるとなると敷金・礼金などまとまったお金が必要。だったらそれを頭金に足して、買うという選択も。

借りている部屋が春で契約期間満了に

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賃貸の更新時期が迫っている人。更新料を払うか、新しく賃貸を探して、敷金・礼金を払うか、悩ましいところ。いっそ購入してしまうのも手。家賃と同等程度の支払いで、自分の住まいを手に入れよう。

ずっと探しているがまだ購入していない

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年明けから3月にかけては物件数が多くなる時期。集中的に見学して、比較検討するにはいいタイミングだ。今まで何件か見学はしたけれど、ピンとくる物件に出合えていない人は、実物見学で条件を整理しよう。

当てはまるなら、手続きさえ済めば即入居可能な、完成済み物件がオススメ!

家を買うタイミングは2つのパターンに分けられる

家を買うには、建物が未完成の状態で買う場合と完成してから買う場合の2つのパターンがある。マンション着工から1~2年前後、一戸建て着工から半年程度、完成までの時間がかかる。つまり、それまでは入居はできない。一方の完成済み物件は建物が出来上がっているので、手続きさえ済めば、すぐに入居できる。

完成済み物件なら春から新居で新生活できる

入園、入学、異動など4月は仕事や家庭生活でも節目となる時期。新しい土地で新生活をスタートさせるにはぴったりだ。今から探して年度内入居なんてできるの? と思う人もいるだろうが、完成済み物件なら今からでも十分間に合う。物件探しや資金計画の面でもメリットは多い。さっそく、そのメリットをチェックしよう。

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メリット1 実物を見て選べる

実物を確認できるから納得度の高い家選びができる

未完成の物件は間取図やモデルルームから、実際に自分の買う家を想像して決めなければならないが、完成済み物件なら自分が購入する家を直に確認できる。家の中に入って隅々までチェックできるから、家具の配置を考えたり、実際に動いて生活動線を確認してみたりなんてことも。入居後に「こんなはずじゃなかった」というギャップも少ない。

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同じ畳数のリビングでも、部屋の形や天井高、はりの出具合などで広さの印象は違ってくる。完成済みなら間取図だけでは想像できない広さも、室内に入って自分で直接確認できる

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右/一日の行動パターンをイメージしながら、実際に動いて動線を確認してみよう。 左/内装や建具の素材、質感が自分の好みに合うかもチェック。収納や設備は、機能や容量、使いやすい位置にあるかなども確認を

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一戸建てなどで見落としがちなのが、隣の家の窓との「お見合い」。図面をよく見れば確認できることだが、実際に完成した家で確認できればより安心だ

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方角や時間帯の違いで日当たりがどう変化するか、周辺の道路や学校、お店や工場の音など、家の中で静かに過ごせるかチェックできるのも、完成済みならでは

メリット2 物件数が多く、選択の幅が広い

選択肢が多いから希望物件を見つけやすい

3月を決算期にしている会社などでは、物件の完成・引き渡しを年明けから3月あたりに設定しているケースが比較的多い。つまり年明け以降は市場に物件が多く出回り、選択の幅が広がるということ。複数の物件を集中見学し、比較検討するチャンスでもある。今まで条件に合う物件が見つけられず、決めかねていた人もこれなら見つかるかも!

年明けから春までは物件数が多い

3月は決算期 おトクに手に入れるチャンス!?

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前述のとおり、3月を決算期にしている会社などでは、その他の時期に比べれば多少の価格交渉に応じてくれる可能性もある。また、完成済みのマンションで販売が最終期にきている場合は、モデルルームに使用した住戸の販売や家具付き住戸の販売をするケースも。家やインテリアをおトクに手に入れるチャンスかも?

メリット3 即入居で資金計画にムダがない

仮住まいや更新費用も不要!すぐに入居ができる

未完成物件は契約しても建物が完成するまでは入居できず、その間は賃貸の家賃を払わなければならない。毎月7万2000円の家賃で、仮に入居が1年先になるなら、負担は約94万円。マンションの場合は引き渡しまでに長いと2年程度かかる場合もあり、負担はさらに増える可能性もある。即入居できる完成済み物件は金銭的なムダがなくておトクなのだ。

年度内に買う場合と、1年後に買う場合の住居コストの比較

フラット35Sベーシックの利用は早めが正解

長期固定ローンの代表格「フラット35」。この金利を一定期間引き下げる制度が「フラット35S」※だ。耐震性やバリアフリー性に優れた家の購入なら当初10年~20年の金利を0.3%引き下げる「フラット35Sベーシック」が利用できる。ただし、2012年4月1日以降の申し込みは引き下げ期間が当初5年~10年に短縮される。2500万円を同じ金利、返済期間で借りても、引き下げ期間が違うと、ローンの総返済額に差が出ることを知っておこう。

「フラット35Sベーシック」は金利引き下げ期間が縮小される
※フラット35Sには、「フラット35Sベーシック」のほか、省エネルギー性に優れた住宅の金利を引き下げる「フラット35Sエコ」もある。

メリット4 今の金利で資金計画できる

住宅ローンは引き渡し時の金利適用

住宅ローンの金利適用時期は物件の引渡時期。つまり入居の時だ。仮に、2月の終わりに購入契約をしても、建物が未完成で引き渡しが2年先の物件だと、待っている間に金利が大きく上がってしまう可能性もある。その点、完成済み物件なら、購入契約から引き渡しまでの期間が短いため、金利のズレは小さいはず。資金計画にも大きな影響は出にくい。

ローン金利適用時期の違い

今なら低金利の恩恵が受けられる

ここ15年近く、低金利が続いているため、この先も同じままのような錯覚を覚えるが、金利は景気が回復すれば上がる可能性が否めない。変動金利はここ数年ほとんど変化はないが、長期固定のフラット35は毎月金利が変化している。今はフラット35も低い水準を維持しているので、低金利の恩恵を受けたいなら、今の金利が適用される完成済み物件がおすすめだ。

フラット35の金利推移(最頻値)
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構成・文/木村寿賀子 撮影/野口岳彦 イラスト/今井ヨージ 税試算/遠藤純一(タクトコンサルティング)
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