雑然とものがあふれてイライラ
片付けやすい場所に収納をたくさん確保♪
収納はママたちの最重要項目。「雑多な物が多いのに片付ける時間がない子育て中こそ収納を考えることは大切です」と積水ハウスの中村さん。特に玄関収納は、ベビーカー、泥の付いたおもちゃなど、室内に入れたくない物を収納するのに必要だ。また「幼児期から自分の物を自分で管理することも子どもの成長に不可欠。リビングに子どもが自分で出し入れしやすい収納があると便利です」
※以下、「」はすべて積水ハウス中村さんのコメント
子どもが思う存分遊べるスペースがない
子どもをのびのび遊ばせられる 目線の届く広いリビングで安心
「児童期になっても、子どもはリビングにいることが多い。できればリビング内や隣に、散らかしてもいいスペースがあると、そこは子どもの自主性に任せられ、子どもの創造力が伸びます。さらに、いちいち”片付けなさい”と言う親のストレスも減ります」。それは例えばリビング横の、引き戸でつながる部屋でもOK。
大きくなっても子ども部屋をあげられない
子どもの人数に合わせて 部屋数のある間取りを選んだ
「子どもの自立心を養うために子ども部屋は必要。ただし子どもの発達段階に合わせて、子ども部屋も変化できると理想的です」。例えば間仕切りになる収納を利用して2人1部屋から1人1部屋に変えたり、子ども部屋の位置を、小学生まではリビング横、思春期になったら独立感のある部屋に、と変える方法もある。
子育て大変で家事が進まない
設備充実+広さが、家事効率UPのカギ
広いキッチンは作業スペースが確保でき、子どももお手伝いがしやすい。対面キッチンは、子どもを見守りながら料理できる点が人気だ。また、「洗濯物を干す、たたむ、しまう、という動作が一カ所でできる洗濯室は大家族にオススメです」
子どもの足音が気になって怒ってばかり
一戸建てやマンションの一階なら大丈夫
子どもの足音が気になるなら、やはり一戸建て。しかしマンションでも、1階住戸や、エントランスなど共用スペースの上にある住戸なら大丈夫。もしくは、下の階が子どものいる人ならお互い様と思ってもらいやすい。
もっと実家が近くだったらよかった
同居より近居。ほどよい距離でいい関係
子育て中は、何かと頼ることが多い実家。歩いて5分~車で30分など近さの程度はいろいろだが、特に妻の実家の近くを選ぶ人が多いのも、妻が手伝いを頼みやすい、夫も板ばさみにならないなど、メリットが大きいからだ。
男の子2人。室内遊びには限界が…
“庭”は一番の子どもの遊び場
庭があれば遊び方が広がる。「植物が育つ過程、食べ物の大切さを実感できる家庭菜園も注目。コンテナを使えば狭くても大丈夫です」。マンションでもスロップシンク付きのバルコニーなら水遊びや家庭菜園もしやすい。
子どもが少ないアパートで肩身が狭い
気兼ねがいらない子育て家族が多い環境
大規模なマンションや新築一戸建ての分譲地なら、子育て家族が多く、同時入居なので親も子も友達ができやすい。「マンションはもちろん、規模が大きければ、一戸建て住宅地でも住民交流の場として共用施設を設けることも。暮らしやすいコミュニティーになります」
夫は帰って寝るだけ。育児家事は非協力的
通勤時間短縮で家族の関係がよくなる
子育ての負担はどうしてもママに行きやすい。パパも手伝いたくても通勤で疲れて難しいのが実情かも。それなら夫の通勤しやすさを優先すれば、ママの負担が軽くなったり、家族の時間が増えるはず。
暑さ寒さから守る家は子どもの健康にいい
高気密高断熱の家にしたので、夏涼しく冬暖かい。子どもは急な気温変化で風邪をひきやすいので、よかったと思う(熊本県37歳)
子どもがダイニングで勉強しやすいつくりに
キッチンからすぐ見える位置にカウンターを設けたので、家事をしながら、宿題をする子どもの様子が分かる(岐阜県41歳)
パントリー(食品庫)は買い置きに重宝
キッチンにパントリーがあると食品が買い置きできて便利。特に震災後、買い占めが起こったときに実感した(東京都32歳)
お風呂は広くて窓付きがいい!
お風呂が広くなって3人で湯船に浸かってもOK。窓が付いているのでカビが生えにくく掃除もしやすい(大阪府35歳)
子どもを抱っこしながら簡単に開けられる鍵が便利
鍵をバッグに入れておけば、玄関のドアのボタンを押すだけで解錠できるものなので、子どもを抱っこしているときに楽(東京都30歳)
アップダウンがないからママチャリでも楽々
駅周辺が平坦な道なので、自転車移動が楽。前は坂道ばかりの街だったので、子どもを乗せて自転車は無理だったから(東京都35歳)
リビング階段で家族の様子が分かる
2階に上がるときは必ずリビングを通る間取りにしたので、自然と家族と顔を合わせることが多くなったと思う(埼玉県33歳)
いろいろ有効活用できる和室は子育てに不可欠
子どもの昼寝場所、遊ぶ場所として和室はぜったい必要!リビング横にあったほうが様子が分かるのでいい(岐阜県34歳)
水まわり設備は一カ所にあると家事が楽
キッチン、お風呂、洗濯機など、水まわりを近くにまとめると家事が楽!洗濯物干し場も近くにあると理想的(石川県40歳)
白い壁は子どもには格好のキャンバス?
白い壁、明るい床は子どものお絵描きの対象に。壁紙は”汚れが目立たない””すぐふける”で選んだほうがいいと思う(東京都30歳)
駅近だから、習い事の送迎が楽に
駅から近くなり、駅前はスイミングや学習塾などの習い事系が充実しているので、送迎の手間がぐっと減った!(大阪府36歳)
駅、スーパー、公園がすべて徒歩圏
スーパーも公園も近いので、子どもとおしゃべりしながら歩くのが楽しい。駅も近く、パパのお迎えに行くことも(神奈川県28歳)
片付かない、子どものたてる音に怒ってばかり……毎日感じている子育てのイライラ、は実は「家」が大きな原因かも!「マイホームを手に入れることで心にゆとりが生まれた」というのがママの大多数意見。パパも子どももママには笑顔でいてもらいたいもの。マイホーム購入を検討しているなら、これらの家の条件を参考にしてみては?
子育てしやすい家のポイントは、収納・家事動線・実家からの距離・子どもの遊ぶスペースなどさまざま
一戸建てやマンションの1階なら音を気にせずのびのび遊べる
子どもの成長時に使える、部屋数が多い間取りや、あとから個室を作れる可動式間仕切りもおすすめ