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子ども部屋は子どもの聖域
誰の干渉もなしに、子どもだけの大切な時間を過ごす
築約70年になる親せきの一戸建てを、街から少し離れた現在の敷地に移築。当時2歳半だったイザベラのために、友人の手を借りて不要な壁を取り払い、オープンな間取りを心がけたのが、ジョーディさんとタニヤさん夫妻の家だ。改装は今も進行中で、イザベラの部屋に観音開きのドアを付け、中庭へ出入りできるようにする計画だという。
家の中のいたるところに姉妹のためのスペースを設けてあるが、子ども部屋は二人にとって、とっておきの場所。それぞれのアイデアや好みで家具の配置やインテリアを決めただけではなく、片付けも自分でするだけに、愛着がある。「自分の部屋と持ち物を大切に思う心は、これから背負っていくさまざまな責任を自覚する第一歩。責任感は子どもが成長し、独り立ちをする際になくてはならないものです」と母親のタニヤさんは話してくれた。
約400m²の広さの畑がある庭は、そこで種子を育てる父親のジョーディさんと家族全員がわきあいあいと過ごすための場だ。特にイザベラは種を収穫し、さやから出すなど、お手伝いが大好きだ。
庭付き一戸建てが一般的なこの国では、子どもにガーデニングを勧めることが多い。子どもによっては勧められるまでもなく、庭で作業をしている親の姿を見て、見よう見まねで始めたりする。庭の一角に自分だけのスペースをもらい、好きな草花を植え、「マイ・ガーデン」をつくる子もいる。食卓にのぼる野菜や果物がどのようにして育つのか、昆虫や動物がどのように関わっているのかなどはそこから学ぶのだ。イザベラとラタ・メイも「マイ・ガーデン」をそれぞれ持っており、父親が畑に種をまく際にはそれを少しもらって育てている。
OECD(経済協力開発機構)による「生徒の学習到達度調査」で常に上位。子どものアイデアを周囲が受け入れ、子どもたちはのびのびと個性豊かに成長している
Isabella イザベラ(左) | Rata May ラタ・メイ(右) | ||
7歳 | 4歳 | ||
獣医、パパの仕事を手伝うこと | 獣医 | ||
乗馬、友達と遊ぶこと | 海へ行くこと、 枝で小屋をつくること |
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パパは種子生産者、ママは高校のアート教師 |
3LDK | |
20,234m²(畑含む) | |
130m² |
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