横浜・川崎・湘南 資産価値が落ちない街 2012

公開日 2012年03月07日
横浜・川崎・湘南 資産価値が落ちない街 2012

資産価値が落ちない街ベスト30

資産価値が落ちない街ベスト30

資産価値の指標となるリセールバリューとは

資産価値を判断する基準のひとつ

現在流通する築10年の中古マンションの平均坪単価(約3.3m2あたりの価格)を、10年前の新築分譲時の平均坪単価で割ったもの。数値が大きいほど価格が落ちにくいことを示すので、資産価値を判断する指標に。ただし、リセールバリューは年々変化するので現在の新築物件の10年後の流通価格を予測するものではない。

神奈川県内 3年分のリセールバリュー推移
リセールバリューは年によって変わる。リーマンショックなどによる景気や情勢変化などによって、新築物件の平均価格や中古物件の流通価格相場は変動するからだ。
例えば、新築物件の平均価格が下降するとリセールバリューは高くなる。

2009年 78.5%

2010年 86.7%

2011年 91.3%

資産価値が落ちない街のポイント3

横浜・川崎・湘南エリアは利便性の高い街が多い

リセールバリューの高さは「多数の人からみて良い物件、街かどうかがポイント」(中山さん)。リセールバリューの高い街を探すポイントは「『交通利便性』『生活利便性』の2つ。数値化でき、比較しやすいからです。横浜・川崎・湘南エリアはこの点に合致するエリアが多く、資産価値を維持する街も多くなっていると思います。さらに昨今は『安全性』も注目される傾向にありますね」

1.交通利便性
都心や事業集積地へのアクセスの良さは、資産価値を保つ大きな要素。また、複数路線の乗り入れがあるターミナル駅や急行停車駅などはさらに評価が高くなる。

2.生活利便性
毎日の帰宅ルートに買い物に便利な商業施設や、万一の際すぐに行ける病院、公園や教育施設など、生活利便性が高まる施設が多いことが、人気の高い住環境につながる。

3.安全性
2011年の震災後は安全性も重視される傾向が。緊急避難場所や救急指定病院が整備された街の評価が高まりそう。また災害時の非常用発電機能など防災機能が整った物件にも注目。

横浜市中区 ブルーライン
1位 伊勢佐木長者町

●品川駅まで24分

【リセールバリュー】
マンションの供給数が増加し、居住地としての開発が進行。注目度が高まっていることが、リセールバリューが伸びている理由のひとつとなっている

2011年 112.8%
2010年 データなし
2009年 64.6%

伊勢佐木長者町

駅前を中心に商店街が充実複数駅も利用可
もともと横浜エリアの商業地として栄えてきた歴史があり、その背景から現在も駅前を中心に24時間歩行者天国で多くの店舗が並ぶイセザキ・モールなど商店街が充実する。生活利便性が高いことが魅力の街だ。「関内駅まで徒歩圏なので根岸線なども使えることで、交通利便性が高いエリアです」

緑あふれる遊歩道が整備された駅前。隣接する商店街も充実し、暮らしやすさが魅力

横浜市西区 京浜東北線ほか
2位 横浜

●品川駅まで17分 ●70m2換算の平均価格:4579万円

【リセールバリュー】
常にリセールバリューが高い横浜。県内随一の交通、生活利便性で、事業集積地として発展しているからだ。今後も安定的に推移していくことが予想される

2011年 106.8%
2010年 97.8%
2009年 92.5%

横浜

道路や親水空間の整備など駅前再開発で発展の期待大
7路線が乗り入れ、神奈川県内トップ、首都圏でも第4位の乗降者数(2010年度)をもつ横浜駅。通勤客や買い物客で毎日にぎわっている。さらに駅周辺には大型商業施設が林立し、グルメスポットも充実。現在、「エキサイトよこはま22」と題した周辺道路の整備や親水空間の構築など再開発も進行中だ。

駅前にはデパートなど大型商業施設が並ぶ。鉄道だけでなく、バス便も豊富

横浜市中区 根岸線ほか
3位 関内

●品川駅まで21分 ●70m2換算の平均価格:4489万円

【リセールバリュー】
都市機能や経済の拠点となっていることと、「成熟した街のイメージに惹かれる人が多く、生活利便性の良さもリセールバリューに影響しています」

2011年 105.5%
2010年 99.1%
2009年 80.8%

関内

歴史ある港街行政機関も集まり便利に
横浜港開港時からの歴史をもつ街。赤レンガ倉庫など、横浜の昔の姿を想起させる街並み、施設が今も残る。また横浜駅と同じく企業の拠点が点在し、横浜市庁舎など行政機関もあるため、多くの人が集う場所になっている。また、観光地と思われがちだが、古くから栄えた商店街も多く、生活利便性も高い。

この横浜市開港記念会館など、重要文化財に指定される建築物が街並みに融合する

川崎市幸区 南武線
4位 尻手

●品川駅まで10分 ●70m2換算の平均価格:3621万円

【リセールバリュー】
ターミナル駅である川崎駅まで徒歩圏と利便性の高い立地ながら、川崎駅よりも手ごろな価格で購入できることでニーズが高い。今後より住みやすくなることも期待できる

2011年 104.7%
2010年 データなし
2009年 87.2%

尻手

川崎駅徒歩圏が魅力多摩川沿いの開発が進行
駅前に昔ながらの商店街があり、国道1号線が通ることで車使いも◎。近年、多摩川沿いの住宅開発が進行していることで注目されている。交通アクセスが良く、川崎の商業施設も近いことから、「職・住・遊が融合する街ですね」

横浜市青葉区 東急田園都市線
5位 たまプラーザ

●品川駅まで20分 ●70m2換算の平均価格:4563万円

【リセールバリュー】
「落ち着いた住環境でエリア内での住み替えが多い昔から人気が高い街。それにくわえ新しい駅前商業施設の開発も、リセールバリューの伸びに影響したのでは」

2011年 104.4%
2010年 データなし
2009年 84.7%

たまプラーザ

緑豊かな住宅地と商業施設の好バランス
並木道や公園などが整備された緑豊かな住環境と駅前の商業施設が特徴。2010年10月にレストランや洋服、雑貨店が集まるショッピングモール「たまプラーザテラス」もオープンし、さらに暮らしやすい街に成長している。

横浜市神奈川区 ブルーライン
6位 片倉町

●品川駅まで24分

【リセールバリュー】
新興住宅地として開発余地が残ることで、現在相場が手ごろなことにくわえ「横浜駅まで近いというアクセス面での魅力が、リセールバリューの向上につながっています」

2011年 103.9%
2010年 88.4%
2009年 データなし

片倉町

横浜まで直通で3駅のどかな田園が広がる街
県内最大のターミナルである横浜駅まで直通6分の好アクセスながら、のどかな田園地帯が広がり、のんびり暮らせるのが特徴の片倉町。駅周辺には大丸ピーコックやコープなどスーパーがあり、毎日の買い物にも困らない。

川崎市中原区 東急東横線ほか
7位 武蔵小杉

●渋谷駅まで13分 ●70m2換算の平均価格:5232万円

【リセールバリュー】
「多路線が使える交通利便性とマンションの建築ラッシュで、居住地としての環境整備が進んでいます。新たに買い物施設ができるなど利便性向上が期待できます」

2011年 102.9%
2010年 データなし
2009年 データなし

武蔵小杉

新駅開業で利便性アップ駅前の開発が進行中
東急東横線にくわえ、横須賀線の新駅が開業。さらに副都心線にも乗り入れ予定と、東京、横浜方面への交通利便性が向上する武蔵小杉。駅周辺は現在、商業施設やタワーマンションが相次いで建設され、活気あふれる街だ。

横浜市港北区 東急東横線ほか
8位 日吉

●渋谷駅まで16分

【リセールバリュー】
「2008年に目黒線が延伸したことも、資産価値を高めることに貢献しています」。また現在、相模鉄道と東急東横線を結ぶ事業が進行中(2019年開業予定)。今後が注目される

2011年 102.5%
2010年 81.9%
2009年 82.9%

日吉

文教地区で閑静な住環境駅前商店街も充実
慶應大学日吉キャンパスを筆頭に、教育機関が点在し、文教地区として知られる日吉。駅前には放射状にのびる商店街があり、街を活気づかせる。東急東横線、横浜市営地下鉄、目黒線と多路線が使える交通利便性も注目。

横浜市都築区 ブルーラインほか
9位 センター南

●渋谷駅まで28分 ●70m2換算の平均価格:4473万円

【リセールバリュー】
「年々リセールバリューが伸びているのは、鉄道の乗り入れによる交通利便性にくわえ、計画的な整備で居住性が高まり、成熟した街になりつつあることが挙げられます」

2011年 100.0%
2010年 93.1%
2009年 88.6%

センター南

ニュータウンの発展で成熟した住宅地に成長
2008年にはブルーラインくわえ、グリーンラインが乗り入れ、さらに横浜、東京方面へのアクセスが高まった。港北ニュータウンがあることから、歩車分離など計画的な街づくりが行われ、国道沿いには大型商業施設が充実。

横浜市中区 根岸線
10位 石川町

●品川駅まで23分 ●70m2換算の平均価格:4544万円

【リセールバリュー】
「余暇を楽しめる観光スポットとしての魅力だけでなく、JR線、みなとみらい線も使え、交通利便性が高いので通勤しやすい。リセールバリューは安定して高いです」

2011年 99.6%
2010年 92.0%
2009年 84.2%

石川町

人気の高い山手エリアは交通利便性と余暇を両立
関内駅や元町・中華街駅が徒歩圏で、中華街や横浜スタジアムなども近いことから、横浜や都心通勤もしやすい交通利便性と休日の遊びに事欠かない街。特に、駅南側の山手エリアは、瀟洒な住宅地が広がり人気だ。

横浜市港北区 東急東横線ほか
11位 大倉山

●品川駅まで20分

【リセールバリュー】
「極端に流通価格が下がらないのは成熟した住宅街が広がるから。今後も街が大きく変わらないと予想されることから、資産価値は乱高下せず推移すると思います」

2011年 98.9%
2010年 86.2%
2009年 データなし

大倉山

閑静な住環境が魅力自然に触れるスポットも
古くから住宅地として整備され、成熟した街。約30種類200本の梅が植栽された大倉山公園があり、自然に囲まれた住環境になっている。また、駅前に商店街整備され、港北区役所が近くにあることから生活利便性も高い。

川崎市幸区 横須賀線ほか
12位 新川崎

●品川駅まで13分 ●70m2換算の平均価格:3910万円

【リセールバリュー】
「工業・商業地だった場所が次々と開発され、マンションや企業の施設などに変貌しています。今後さらに住みやすくなれば、注目度も高まると思われます」

2011年 98.1%
2010年 90.6%
2009年 データなし

新川崎

開発や企業誘致が進み子育て環境も整備中
駅南側に「新川崎・創造のもり」構想の中核として大学や企業の研究施設が誘致され、周辺はタワーマンションが立ち並ぶ新川崎。西側には夢見ヶ崎動物公園があり、駅周辺の歩道整備も進行中と子育て環境も整いつつある。

川崎市川崎区 東急東横線ほか
12位 川崎

●品川駅まで8分 ●70m2換算の平均価格:4132万円

【リセールバリュー】「交通利便性が高く企業の集まる街としての側面に、駅前再開発で生活利便性が向上したことで注目度が高まりました。今後の資産価値の向上にも期待できそうなエリアです」

2011年 98.1%
2010年 85.1%
2009年 88.7%

川崎

駅直結の大型商業施設で便利に暮らせる
京浜東北線や東海道本線、南武線など複数路線が使えるターミナル駅。さらに駅前再開発で2006年に誕生したショッピングモール「ラゾーナ川崎プラザ」をはじめ、多数の商業施設が登場したことで、生活利便性も向上した。

藤沢市 ブルーラインほか
14位 湘南台

●品川駅まで37分

【リセールバリュー】
「商業施設が集まる藤沢への好アクセスも影響しています。利便性の高いエリアに近く、より購入価格が手ごろという点で年々注目度が高まっていると考えられます」

2011年 97.9%
2010年 81.0%
2009年 76.0%

湘南台

3路線使える駅周辺にはスーパーや緑が点在
小田急江ノ島線が使え、相模鉄道いずみ野線とブルーラインは終着駅なので座って通勤も可能。相鉄線は延伸計画もある。駅周辺はスーパーや公園、学校など、生活利便施設も整っており、暮らしやすさも特徴だ。

藤沢市 東海道本線ほか
15位 藤沢

●品川駅まで37分 ●70m2換算の平均価格:4214万円

【リセールバリュー】
「駅前商業施設の充実で、生活利便性が良いことが安定したリセールバリューの要因になっています。もちろん江ノ電や海という湘南エリアの魅力も関係しているでしょう」

2011年 97.2%
2010年 88.5%
2009年 84.7%

藤沢

海辺の生活を楽しみつつ東京直通で通勤も◎
駅周辺にはデパートや家電量販店など大型商業施設が並び、ショッピングや毎日の買い物に便利。東海道本線、小田急江ノ島線、江ノ島電鉄線が乗り入れ、3路線ともに始発駅でもあるので、座って通勤ができるのも魅力。

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