フラット35の金利と手数料は切り離せない関係

公開日 2009年06月17日
久谷真理子のマネービューティ
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経済危機対策を受け、100%ローンが可能になったり、融資対象になる諸費用の範囲が拡大したりと、使い勝手が良くなったフラット35。そのためか、利用を検討したいという人から「選ぶときの注意点は?」という質問を受けることが増えました。

フラット35は、取扱金融機関によって金利や手数料が異なります。「手数料なんてしれたもの」と、ついつい金利が低いものを探しがちですが、実は手数料で有利なケースが逆転することも! 選択の際は、金利と手数料の両方に着目し、トータルでチェックするのがポイントです。

フラット35の金利と手数料のかかり方は、以下の2タイプに大別されます。
(1)相対的に金利が低い⇔借入額に対して手数料が定率(0.5~2.1%)
(2)相対的に金利が高い⇔借入額にかかわらず手数料が定額(31,500円~105,000円)

さて、どちらを選ぶか?
(1)の特徴は、借入時に手数料としてまとまったお金を払うものの、金利が低いため毎月の返済負担が軽いこと。高い手数料は、利息の前払いという要素を含んでいると考えられます。これから先、数十年にわたって続く返済を少しでも軽くしておきたいという場合は(1)を選択するといいでしょう。

これに対して(2)は、当初の負担が軽い分、毎月の返済が多めになります。頭金に余裕のない人はこちらを選択せざるを得ませんね。

プランの選択で悩んだときは、住宅金融支援機構のホームページにある「返済プラン比較シミュレーション」がオススメです。金利や手数料などの必要事項を入力すると、総支払額や年間支払額の推移をグラフで見ることができます。APR(※1)で比較してみるのもいいでしょう。

「どちらを選ぶと得か」は誰でも気になるもの。しかし、「どちらが自分の家計に合っているか?」といった視点も忘れないようしてくださいね。

(※1)APRとは、住宅ローンの借入利息だけでなく、諸費用(手数料など)まで考慮して算出した実質コストを示す指標

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