東京カンテイからマンション価格インデックスが公表された。これは新築分譲時の価格を100とし、2008年の中古市場でいくらで売られていたかを竣工年別に指数で表したもの。首都圏では2003年以降、近畿圏と中部圏では2006年の竣工物件は指数が100を超えており、分譲時より高く売られていたことが分かる。
中古マンション人気がそれだけ高まったことを示しているが、その理由について同社では、①2004年から中古マンションもフラット35の対象になった、②中古マンション価格が買いやすい水準に下がった、③1994年以降のマンションブームで築年の浅い中古マンションが市場に多く出回るようになった、④リフォーム技術の発達で安価に住み心地を高められるようになった??ことを挙げている。
首都圏のデータを専有面積帯で見ると、投資用が多い30m2以上50m2未満や希少性の高い80m2以上で指数が高い。また最寄駅からの所要時間では5分以内の指数が高いが、バス利用も高めだ。これは浦安市や横浜市などで築年の浅い大型物件が多いためだという。駅に近いコンパクトタイプもいいが、広めのバス便物件も狙い目かも。