2011年4月に実施したアンケートでは、予算内に収まらなかったという人が過半数という結果に。
プランや設備・建材の選び方などで建築費のコストはUP&DOWNする。そのポイントを覚えておくと、予算に合わせてコストの調整をするのに役立つ。基本的な考え方を知っておこう。
設備は見た目に影響する素材や、機能にも影響しがちなオプションの採用でコストが変わることが多い。
建具は素材がむく材かシート張りかなどで変わるが、素材が同じ場合はサイズやデザイン性で変わる。
基本的にシンプルなプランのほうが工事費は安くなり、凹凸や間仕切りが増えて複雑な形や間取りになるほど工事費は割高になると覚えておこう。
見積書の工事総額のみを気にして、内容のチェックを怠ると、後でこんな設備や仕様をイメージしていなかったのに、とあわてて変更するハメになりがち。右のような見積書の商品名・品番等をきちんと確認してカタログで照合、また床材などはどこにどれだけ用いるのかも確認しよう。
設備・建材はカタログでチェックしただけでは実感が湧かないもの。ショールームに出向いて、実物を見ながら検討しよう。
サイズや色合い、使い勝手などは実物を見てこそ自分に合っているかどうかがわかる。ショールームのスタッフに積極的に質問をして、よく理解してから選ぼう。
※写真提供/パナソニック
予算には限りがあるので、あれもこれもと選んでいくと、予算オーバーになりがちだ。それを避けるためには、設備や建材に優先順位をつけて、予算に合わせて取捨選択をするのが賢い方法だ。これは譲れないというものは多少コストをかけても選択し、そうでないものは外す選択も必要になる。