贈与税の非課税特例が実施され 親や祖父母からの贈与額が増加
- 贈与を受けた人の 割合もアップ
- リクルートがまとめた「2010年新築マンション契約者動向調査」によると、親などからの贈与額が首都圏・関西圏とも3年ぶりに増加に転じたことが分かった。贈与額の平均はいずれも700万円前後。贈与を受けた人の割合は首都圏が27.0%、関西圏が21.8%で、ともに前年より3ポイント弱アップしている。
- 2011年も1000万円まで 非課税特例を受けられる
- 親や祖父母からの住宅取得資金の贈与については、1500万円まで非課税となる特例が2010年に導入された。2011年は贈与税の非課税枠が1000万円に縮小されたが、今年中の贈与まで引き続き実施されている。もらう人の所得が2000万円以下で、2012年3月15日までに新居の引き渡しを受けることが条件だ。使い途を問わずだれでも利用できる110万円の基礎控除と合わせると、1110万円の贈与まで税金がかからない。
取材・文/大森広司 イラスト/カズモトトモミ
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