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12年10月24日
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基準地価の下げ止まり傾向が鮮明に マンション需要で地価上昇の動きも
基準地価の下げ止まり傾向が鮮明に マンション需要で地価上昇の動きも
東京圏・大阪圏とも前年より下落幅が縮小
 国土交通省が発表した2012年の基準地価(都道府県地価調査)によると、東京圏・大阪圏ともに7月1日時点の住宅地の地価が前年比1.0%下落した。いずれも4年連続のダウンだが、下落幅は縮小している。
 東京圏ではマンション供給が活発な東急東横線武蔵小杉駅やJR橋本駅の周辺、さいたま市浦和区などで地価が上昇に転じた。
消費税増税の影響で地価上昇の可能性も
 一方、大阪圏では住宅地として人気の高い芦屋市や西宮市など阪神間や、マンション需要が強い大阪市天王寺区・福島区などの上昇が目立つ。「 地価が下落局面を脱し、安定しつつあります。今後は消費税増税による駆け込み需要で、地価上昇が強まる可能性もあるでしょう」(東京カンテイ市場調査部の中山登志朗さん) 
 全体として地価の下げ止まり傾向が強まったといえそうだ。

取材・文/大森広司 イラスト/カズモトトモミ

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