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トレンド1
家事や育児を協力し合えるメリットが注目されている
ひとり暮らしの高齢者の介護や少子化の問題が起きている中、親子で同居することが見直されている。
加えて共働きの増加(下記参照)も見られる中で「家事・育児の協力を期待した“積極的同居”も年々増えています」と二世帯住宅研究所の松本さんは語る。
「経済面や生活面で協力できるメリットの大きさから、二世帯リフォームは増加傾向にあります。ただし、リフォームは新築と違って玄関の新設や階段の移動ができないこともあるので、世帯ごとに空間をどう分けるか、間取りの工夫が必要になるでしょう」
教えてくれた人
旭化成ホームズ
二世帯住宅研究所
所長 松本吉彦さん
旭化成ヘーベルハウスの工事・設計担当として約50棟の二世帯住宅に携わる。
二世帯同居の新たな住まい方を研究、提案している
共働き世帯が10年間で60万世帯も増えている
◆出典:内閣府「男女共同参画白書」、総務省「労働力調査」より
食事や買い物などの日常的な家事協力をはじめ、子世帯が共働きの場合は孫の送迎や宿題を親世帯に頼むケースも少なくない。急な雨降りや留守のとき、旅行や病気のときもフォローし合えて安心だ。
建物のメンテナンス費用の分担や、車の台数を減らせることもある。浴室やLDKなどの共用部分が多いほど、電気・ガス・水道・冷暖房も共有するので、二世帯別にするより使用量を節約できる。
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