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トレンド2
教えてくれた人
アトリエフルカワ
一級建築士事務所
主宰 古川泰司さん
自然素材を活かした住宅設計をする一方で、林業家との木の研究会やイベント活動など、幅広く活躍。近著に『木の家に住みたくなったら』(エクスナレッジ刊)がある
省エネ意識の高まりとともに注目されるようになってきた
エコリフォームは大きく2タイプに分けられる。そのひとつが省エネリフォーム。注目され、実際に省エネリフォームを施す人が増えたのは「エコポイント制度の導入が大きなきっかけでした」と、建築家の古川さん。
「特に築30~40年の住宅は断熱材が入っていないことも多いので、断熱材や二重サッシを入れるとかなり断熱性・気密性が上がります。その効果に驚いた住み手による口コミの影響も大きいでしょう」他方、もうひとつが、自然素材リフォームだ。
「ここ5年ほど、マンションでも年々需要が高まっています」
心地よさを与えるのはもちろん、カビ・ダニ・結露を抑制する調湿作用もある。廃材になっても自然に還える地球にも優しい素材だ。
エコポイントが使用できる省エネ設備 ※2012年3月現在
マンションでは建物の共用部である窓をリフォームできないが、インナーサッシなら内側に設置するだけで断熱性の高い二重サッシが実現。
画像協力/YKK AP
床は建物の熱損失が壁より高いが、古い建物は断熱対策していない場合が多い。工事が壁より簡単なことも多く、費用対効果◎。根太の間を埋めるタイプがおすすめ。
材協力/油化三昌建材
住まいの環境をUPする自然の建材
外壁を木のサイディングで仕上げる場合、撥水効果のある塗料を塗るのが長持ちの秘訣。内装塗料は調湿効果に優れた漆喰(しっくい)が比較的安価で採用しやすい。
取材協力/アトリエフルカワ一級建築士事務所
1 断熱性、気密性が格段にアップする
寒さが厳しい室内環境の場合、インナーサッシや複層ガラスで開口部の気密性をアップ。壁だけでなく床下や天井にも断熱材を入れる。
加えて省エネ設備も採用すると、かなり室内環境が改善される。
断熱性、気密性が上がると、暑さ寒さの影響を受けにくくなり、冷暖房費の削減につながる。省エネや創エネの設備を導入すれば、より電気代などのコストダウンを図ることができる。
結露やカビが発生しがちな室内環境の場合は、換気設備や樹脂サッシを導入したり、自然素材を採用することを検討したい。合わせて通気に配慮した間取りにすることで、温熱面でも空気面でも快適な室内環境を実現できる。
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