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トレンド3
教えてくれた人
三井のリフォーム
住生活研究所 所長
西田恭子さん
一級建築士。リフォームを通し、住生活の傾向やあり方について多くの提言を発表。『リフォームでつくる幸せ家族』など著書多数
高齢化が進むにつれてシニアリフォームが増加
昨今、核家族化が進むにつれて「子どもに頼らない老後の暮らし」を希望するシニアが増えている。加えて高齢化も進む中、シニア層のリフォームが増加傾向にあると、住生活研究所の西田さんは話す。
「先々が不安だから元気なうちにリフォームしようという側面もありますが、意識としてはみなさんもっと前向きで積極的。子どもは独立して家庭ももった。さあ、これからは自分たちの暮らしを楽しもう。そのために住まいを整えよう、という姿勢です。向こう20年を見据えて大規模リフォームする方も多いんですよ」
建物のメンテナンスと安全性を得るのは大前提だが、趣味や生活を楽しむための空間づくりも、アクティブなシニア層にとって大事なリフォームポイントだ。
2010年は前年度に比べ、50代以上のリフォーム実施者が増えている
◆出典:リクルート「住宅リフォームに関する動向調査」
2009年度版、2010年度版より
ここ20年で男性は約4歳、女性は約5歳も平均寿命が延びている。女性なら平均寿命の86歳を過ぎても快適な暮らしを送れるような住まいをイメージしておきたい
◆出典:厚生労働省「簡易生命表」
シニアリフォームで最も多いのが60代前半。養育費から解放されて、住宅ローンも完済間近。退職金や貯金など、資金的にも余裕のある年代なので、終の住み処としてやり残しのない大規模リフォームを実現しやすい。
子どもの成長に合わせてプランを決める必要がなく、夫婦ふたりのライフスタイルに合ったものにできる。子どもが巣立って広さに余裕があるためプランしやすいのも特長だ。
3 年を重ねても動きやすい安心・安全の室内環境に
ふたり暮らしに合わせて部屋数を減らせば、通路幅や居室を広げたり、収納を使いやすく整理できる。
物にぶつかりにくく、動きやすくて使いやすい住まいが可能に。
参考資料/三井のリフォーム住生活研究所 ライフスタイルレポートvol.7「独立シニアの20年住まい学」
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