不動産・住宅サイト SUUMOトップ >> 久谷真理子のマネービューティー > 住宅購入の味方、500万円まで贈与税が無税に
2010年末までの2年間、贈与税が軽減されます。とはいえ、対象になるのは家を買うためのお金の贈与を受けた場合。この機会に車をねだっちゃおうというワケにはいきません。 ポイントを押さえましょう。まず、非課税枠は500万円。対象になるのは、20歳以上の人が、父母や祖父母などの直系尊属から受ける贈与です。贈与の制度は、1年間の非課税枠が110万円の暦年課税と、1人の親から累積で3,500万円まで非課税になる相続時精算課税のふたつですが、どちらとも併用が可能です。 暦年課税との併用なら、贈与を受けたお金から、まず500万円を控除。それを上回る贈与なら、更に110万円を控除。合計で610万円まで贈与税の負担はナシです。 相続時精算課税の場合は、500万円に加えて、3,500万円(※)の非課税枠を利用できます。つまり、合計で4,000万円まで贈与税の負担ナシ。この制度は、相続が発生したときに改めて税を精算する制度ですが(国税庁のHP)、少なくとも500万円分は相続税の心配から解放されるメリットは見逃せないですね。 「いいな」と思うのは、今回の贈与税の軽減が、祖父母からの贈与も対象にしていることです。従来、祖父母からの贈与については、非課税枠がたったの110万円(祖父母は相続時精算課税制度の適用対象外のため)。それが一気に610万円に拡大します。610万円の贈与を受けた場合、85万円の贈与税負担があったものがゼロになるのです。この差は大きいですよね。そろそろ家を買おうかな…と迷っているようなら今がチャンスかもしれません。 |
(※)但し、2009年末までの贈与について |
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