配線器具の基礎知識

09年08月19日
ブックマークする:
家の間取りが確定したら綿密な配線計画を

照明やスイッチ・コンセントの位置および数は暮らしに大きく影響する部分。しかし案外、プランニング時にはおろそかにしていることが多く、家ができあがってから後悔する人が多い。設計の段階で、どこでどのような電気製品を使うのか、しっかりシミュレーションをしておこう。間取りができあがったときが配線計画のタイミングだ。

マルチメディア対応など最新機能に注目を

配線プランを練るときは、最新のスイッチや分電盤にも目を向けよう。最近はセンサーつきのスイッチがいろいろと出ていて便利。近づいたら足元を照らしてくれるフットライトは、お年寄りや子どもにとって安心。また、廊下や階段の照明は、2カ所でオン・オフできるものも。

分電盤は、外から引いた電気を家の中に分配する機器。IHクッキングヒーターなどの200V機器や、太陽光発電を入れる場合は、専用のブレーカーを組み込んだものを採用しておくと便利だ。

またテレビのデジタル化や各室でのパソコン利用に伴って、住宅内LANを構築する必要もある。後付けで配線すると、見苦しくなりがち。マルチメディア用のポートやコンセントをあらかじめ設計に取り入れておくと、配線の隠蔽が可能で、部屋にケーブルが散乱しないですむ。

【マルチメディアコンセント】インターネット機器などをつなぐLANコンセント、テレビ用コンセントを集約●パナソニック電工

【マルチメディアポートS】住宅内LANに欠かせないスイッチングHUB(1Gbps対応)やデジタル放送を楽しむためのブースターなどを凝縮●パナソニック電工
文/林直樹
関連するコンテンツを読む

↑ページの先頭へ戻る

ページトップへ戻る