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システムバスは、床、浴槽、天井、壁などのパーツをあらかじめ工場で成型してユニット化し、それを現場に運んで組み立ててつくる浴室のこと。職人の手と技術でつくる在来工法の浴室と違い、工場生産品なので品質や仕上がりが均一で安定し、工事期間は3日前後で完成する。保温性や防水性も高く、階上に浴室をつくる場合にも適する。 |
床、壁、天井材、浴槽、扉、水栓金具、照明器具、収納などが、セットになっているのがシステムバス●INAX・トステム
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システムバスのサイズは床面積のことをさし、戸建住宅用の製品は主に0.75坪、1坪、1.25坪の3種類がある。1坪タイプが主流だが、1.25坪タイプを取り入れる家庭も増えてきているのが最近の傾向。 |
【1坪タイプの例】リゾート感覚を楽しめるバスルーム。カウンターの中にタッチ水栓を埋め込み、凹凸のないすっきりしたラインが特徴●TOTO |
【1.25坪タイプの例】洗い場が広く、よりゆったりと入浴できる。3種類の水流を楽しめるシャワーバーを搭載し、爽快なくつろぎ感を得られる●TOTO |
"浴室は高齢者だけでなく、家族のだれにとっても安全なつくりになっていることが大切。最近のシステムバスはバリアフリー仕様が一般的になっているが、その基本的な内容をチェックしておきたい。 |
【断熱構造の浴槽】二重の断熱構造の採用により、6時間後の温度低下は2度ほど。帰宅が遅くなっても、すぐに温かいお風呂に入れるうえ、省エネにもつながる●TOTO
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【水はけのよい床】表面のパターンが水の流れを誘導し、床の乾きが早い。足裏にソフトで冷たい感触がなく、ひざをついても痛くない●TOTO |
【通常の床】 |
【掃除のしやすい排水口】浴槽の残り湯を利用し排水トラップ内にうず流を発生させ、そのうずの力で汚れを付きにくく、髪やゴミをまとめて捨てやすくする●INAX |
デザイン性も気になるところ。色や柄などをどの程度選べ、自分の好みの空間がつくれるのかを確認したい。一般的には、浴室全体は白かグレー、ベージュ系の色調がベースで、壁は無地か石目柄、木調、あるいは無地と柄のコンビネーションなどのバリエーションがある。浴槽は人造大理石やFRPなどの樹脂素材で、ピンクやブルー、グリーンなどのきれいな色が用意されている。天井はフラット型のほかに高さのあるドーム型も。窓は出窓や、テラスや庭に面し大きな開口部をとれるものもある。
【カラーバリエーション】人造大理石の浴槽とカウンター、ホーローの壁と浴槽側面のエプロンは色、柄を選べる●タカラスタンダード
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以上のような内容を備え、各社とも1坪タイプでは約100万円強の価格設定になっている。これをベースに、内装パーツや浴槽の素材をグレードアップしたり、浴室暖房乾燥機やジェット噴流バスを加えるなどの変更も可能。その際の価格差はカタログに明記されており、予算を踏まえて選ぶようにする。
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