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子どもの遊び場はたっぷりと
子どもが存分に外遊びを楽しめるよう、「遊び小屋」もお庭遊具の定番
ミッコ&セーラ夫妻がこの家を買ったのは長女を妊娠中のころ。大きなキッチンや暖炉部屋が気に入ったそうだ。子どもたちも家が大好きで、なかでも子ども部屋は自分だけのお城。遊んだり眠ったりするだけでなく一人になり、安らぎを取り戻す所だ。
「大切なのは、第三者が勝手に入らない点です。親でもドアをノックし声をかけてから中に入ります」と母親のセーラさん。
自分の部屋では、おもちゃを部屋いっぱいに広げて友達と遊んだり、一人で音楽を聴いたりすることもできる。プライベート空間のおかげで、幼いときから部屋をきちんと管理する責任感が身につくのではと両親は考えている。
数年前リフォームをしたとき、子ども部屋の家具や壁紙などは子どもたち自身が選んだ。「ある程度自分で決めさせるのは自立心が芽生えるからいいですよ」と父親のミッコさんは言う。
フィンランドには「子どもが子どもでいられる時間は短い」という言葉がある。庭に「遊び小屋」と呼ばれる子ども専用の離れをよく見かけるのも、短い子ども時代をたっぷり楽しみ、たくさんのことに興味を持ってほしいという思いからだ。
ミッコ夫妻も、子どもがやりたいといったチェロやカンテレ(民族楽器)を習わせてあげたり、コンサートや劇に頻繁に連れて行ったりする。
「好奇心をくすぐるような機会は少しでも多く与えたい。でも、その一方で、規則正しい生活や家事手伝いもきちんとできる子になってほしいと思っています」
母親のセーラさんは、小学生のサッラの宿題を必ずチェック。5歳のスザンナには早い段階から自分のことは自分でできるよう教えている。
「成功や失敗を繰り返しながらも最後まで楽しんでやりきれる人になってほしいです」
国際学習到達度テスト(PISA)の読解力の分野で2000年から2回連続1位の教育大国。少人数制で“落ちこぼれを出さない”手厚い学校教育方針は世界中から注目を集める。特許の国際出願数も世界第2位と発想力が豊かな国民性を持つ。
Susanna スザンナ(左) | Salla サッラ(右) | ||
5歳 | 7歳 | ||
馬に乗っている警察官 orお医者さん |
お父さんの跡をついで社長 | ||
民族楽器カンテレを弾く | チェロ | ||
パパは自動車ディーラー社長、ママは看護師(育児休業中) |
2LDK | |
1,000m² | |
165m² |
取材・文/広瀬直子(P1)、クローディアー真理(P2)、セルボ貴子(P3)
撮影/江原一禎(P1)、Chris Hill(P2)、Sanna Jaaskelainen(P3)
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