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このところすっかり知名度がアップした太陽光発電だが、実際に使っている人はまだ多くはないだろう。
仕組みを説明するのはとても簡単で、屋根の上に設置した太陽電池が太陽の光エネルギーで発電し、その電力を家で使うというものだ。石油や石炭などの化石燃料を使わないのでCO2を排出せず、燃料費もかからない。
発電中や使用中の電力をTVモニターなどで「見える化」するケースが多いので、節約意識も高まるといわれている。
※太陽電池で発電した直流電流がパワーコンディショナで交流電流に変換され、家電などで使えるようになる。
(画像提供/三菱電機)
太陽光発電がおトクなのは燃料費がかからないからだけではない。昼間発電したものの使わずに余ってしまった電力は、電力会社が買い取ってくれる(売電)のだ。
ただし太陽光が使えるのは基本的に太陽の出ている昼間だけなので、発電量の少ない雨の日や夜間などは電力会社からの電気を普通に使う(買電)形だ。
太陽光発電システムはこの売電と買電を自動的に切り替えてくれるから手間もかからない。
※昼間は太陽電池で発電した電力を使い、余った分を売電。夜間や早朝は電力会社の電力を買電する。
(画像提供/三菱電機)
太陽光発電+オール電化にした場合では、昼間は電力を高く売電し、夜間は割安な深夜料金で買電することで、いっそうおトクになる。試算では光熱費を約6割削減できるというシミュレーションもある。
他にも、太陽光発電+燃料電池エネファーム(ダブル発電)にした場合では、天気や日照時間に左右されない、ガスで発電できる設備を採用する事で発電量を増やし、買電の量を減らしながら高単価で売れる売電の量を増やして光熱費を削減する、という方法がある。
光熱費がおトクな太陽光発電だが、設置するのにいくらかかるのか。標準的な一戸建てを想定した4kWのシステムの場合、本体価格は補助金を利用することで200万円台半ばになるケースが一般的といわれる。
一方、年間で節約できる光熱費はオール電化住宅の場合で20万円程度なので、十数年ほどで元が取れる計算だ。
システムの寿命は太陽電池が20年程度、パワーコンディショナーで十数年程度が目安だが、メーカーの定期点検などを利用して長持ちさせれば、それだけ割安感が高まることになる。
このほか自治体が独自に補助制度を扱っているケースも多く、なかには国の制度より金額が大きい場合も。
例えば東京都新宿区では、1kWあたり14万円(上限50万円)の補助金を実施している。また神戸市では国の補助金を利用する人を対象に1kWあたり2万円(上限6万円)を補助する予定だ。
国と自治体の補助金を併用することで、設置コストを大幅に減らせるケースもある。自治体の補助金については、各自治体のホームページなどで確認してほしい。
太陽光発電の普及は国も力を入れており、システムを導入するときに補助金をもらえる。
2011年度は1kWあたり4.8万円となっており、4kWのシステムなら19.2万円もらえる計算だ。
ちなみに余剰電力の買取制度も2011年度は継続し、売電単価は42円で10年間買い取ってもらえる。
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