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少しの金利の違いでも住宅ローンの総額に大きく影響する。そこで、35年間返済額が変わらない固定金利で仮に金利3%をベースにしたとして、今と5年後の3パターンで比較してみた。
試算した結果によると、今買ったほうが損得勘定で有利になるだけでなく、「住宅ローンを先送りにすると、年金生活になってからもローン返済が続いて、家計を圧迫します。繰り上げ返済ができれば、返済期間を短縮することができますし、利息削減効果もありますが、教育費が増加する高校生になるまでの期間が短いため、思うように繰り上げ返済ができない可能性もあります」(岩永さん)。
また、金利の変動を考慮して、5年後に金利が0.5%ずつ上下したと想定した。金利による住宅ローン返済額への影響は大きいものの、金利が下がっても今買ったほうが有利という試算結果となった。
試算上では3%と設定したが、実際にはもっと低金利の住宅ローンも多いので、あくまで傾向として見てもらいたい。
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「経済の悪化に伴う金利の低下に加え、住宅ローン商品の競争が激化し、結果個人にとっては追い風の状態が続いています。経済情勢とともに中長期的には緩やかな上昇は考えられるものの、今しばらくは低金利が続くと見ています」(岩永さん)。「当面、急激な金利変動はないでしょう」(中山さん)
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